腹式呼吸で心身バランスを保つ

 

腹式呼吸には素晴らしい効果がたくさんあります。

 

腹式呼吸をすると、横隔膜の運動範囲が胸式呼吸の2~3倍になるそうです。人によってはそれ以上運動範囲が広がる事も有るそうです。横隔膜の運動範囲が広がると、腹腔の内圧が凄く上がる事になります。そうなると胃腸が刺激を受けますので働きが活発になり、消化機能が改善されていきます。

 

また、横隔膜が運動する事で、腹筋が鍛えられる事になり、腰痛も改善されていきます。更に、血行が良くなりますので冷え性も改善されていきます。

 

通常、健康体であれば交感神経と副交感神経のバランスはきちんと保たれています。しかし、ストレス等何かしらの原因でそのバランスが崩れてしまうと、自律神経のバランスも崩してしまい、めまいがしたり、頭痛がしたり、気分が憂鬱になったりと様々な症状を引き起こしてしまう事になります。

 

そんなバランスを崩しやすい自律神経を正常なバランスに整えてくれる効果が期待できるのも腹式呼吸の効果の1つです。

 

何故腹式呼吸にそんな効果が有るのかと言うと、人の身体のセンサーに秘密が有りました。筋肉を動かす際に筋肉内にあるセンサーが、刺激をキャッチして脳に伝達されます。

 

横隔膜にも同じ様な機能が有ります。横隔膜が動くと刺激を脳に伝達します。更に視床下部にも伝達されます。視床下部と自律神経は密接な繋がりがあり、視床下部が刺激される事で自律神経のバランスを整えていってくれるのです。

 

横隔膜を動かすには腹式呼吸が適していますので、腹式呼吸は心身のバランスを整えてくれる効果があると言う訳です。